Interview selector session3

Selector/飯野マサリ

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「アートやクリエイティブは止まらない」は何も作家だけではない。作家や制作された作品たちと一緒にアートを発信し繋げる「場」や「人」たちもまた存在している。関西アートシーンの「現場」にいる「人」たちに聞いてみた。

キュレーター / gekilin.ディレクター
飯野マサリ/ Masari Iino
gekilin.:大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル4F

天才プレーヤーを輩出する名門高校野球の監督でありたい

Q. gekilin.はどんなギャラリーですか?
gekilin.は、大阪・西天満にある現代アートギャラリーです。僕自身のキャリアは、これまでに3つのギャラリー運営をし、2018年にgekilin.を立ち上げました。僕は「こういう作家が認められたらもっとの世の中が良くなるよ」の気概で、世間にいい感じにバレて欲しい若手作家を見つけて紹介しています。

Q. どの様な作家さんを探していますか?
ずっと変わらない姿勢は、「僕が買いたい作品かどうか」がご一緒する作家さんの決め手です。世の中に出る手前の悪戦苦闘している若手作家が中心ですから最初はなかなか売れないのは当たり前。売れなくても突き放しません。それよりも10年後に返してくれたら良いし、自分の中では見通しの立っている先行投資とも言えます。何より自分の目で作品を選び「これはいいぞ」と確信をしているから自信を持っています。僕が買いたい作品を、個展やアートフェアに持ち込んで「これいいでしょ」と自慢しながら売り込みます(笑)。売れた時の快感はたまらないし、この感覚が楽しくて仕方ない。10年近くギャラリー業をやってきて体感していることです。

Q. #ARTGOESONプロジェクトについてどう感じていますか?
2020年にARTGOESONが立ち上がった時に、行動力が早くてすごいなーと思いました。決めてからで動くよりも、動かしながら変化させていくのがとても良いです。「攻撃しないアート」を軸に、いろんな人が集まりうねりを作ってく。誰がどうとかではない平和的な動きを興味深く見ています。 Q. 今後、どのような活動をされますか? 僕はよく人にも話しているのですが、「gekilin.は、世の中に出るべく天才を抱えている名門高校の監督みたな存在でありたい」とずっと思っています。そのために新しい出会いも楽しみだし、これまで出会ってきた作家さんとも積み重ねていきたいですね。これまではアートフェアや教えている大学での出会いが中心でしたが、最近はインスタグラムで作家を見つけることも増えてきました。SNSできちんと発信している作家だと話しが早くて、コミュニケーションもスムーズです。

Q. 本展示でのセレクト基準や注目してみてもらいたい点はありますか?
抽象作品が中心の展示になります。戦後の代表的な芸術運動のGUTAIの活動拠点だった大阪、そこから「今」の抽象芸術はこうですよ、というのを表現したく複数名の作家による抽象表現の本領を発揮します。CASOの空間を生かして大きい作品を出しますよ。ずっとやりたかった企画なのでチャレンジしてみます。

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